ページやデータ上の時間表記に設定されているタイムゾーン判断に迷う場合の見るべきポイント
サービス開発室への問い合わせに、時折以下のような内容が届きます。
「この場合のタイムゾーンはどこですか?」
日本時間ではなかったのかなと思って確認してみると、表示されるデータや取得できるデータにタイムゾーンの表記があるものとないものが存在するわけです。こういった状況は開発者側でも念の為の確認で実装を参照することがあります。
全てのケースで当てはまるわけではありませんが、表記上から見るタイムゾーンの大まかな把握方法について書いてみました。
先ずは表記フォーマットを確認
2024年9月1日
のような、日本語での記述を入り交えた表記であれば基本は日本標準時(JST)とみて問題ないでしょう。
ただ、時間設定を協定世界時(UTC)にした上で、日本語表記にしつつ且つタイムゾーンの補足がないケースもあるかもしれません。その場合はドキュメント提供元やWebSite管理元のタイムゾーンをみることをおすすめします。確証がもてない場合は問い合わせを出しましょう。
2024-09-01
のような、ISO規格表記の場合でも日本時間環境での観覧や日本語サイトの場合は日本標準時(JST)であることが殆どです。が、取り扱っているデータのタイムゾーン都合や、開発者側の指定ミス等で、協定世界時(UTC)となっていることがあります。確証が持てない場合はこれも問い合わせを出してみましょう。
末尾にZがあるのか
2024-09-01T12:00:00Z
表記の場合は協定世界時(UTC)となります。日本標準時(JST)の場合は2024-09-01T21:00:00+09:00
となります。
複数の表記が入り交じる時
少々厄介なのは、ページ上では2024-09-01 12:00:00
の表記となっている状態で、ダウンロード用に用意されているデータ内では2024-09-01T12:00:00Z
の表記になっているケース。
この場合、ページ上は日本標準時(JST)、ダウンロード用データ内は協定世界時(UTC)とした上で見ておきましょう。ただ、ページ上の時間表記が日本標準時(JST)としては明らかにおかしいと見做せる場合は問い合わせを出すとよいかもしれません。
あとがき
日本時間環境で観覧している場合は基本的に日本時間と見ておくとよいでしょう。ただし、特定のタイムゾーンで決め打ちとなっている可能性も考慮しておきましょう。
CMPは言語別に翻訳したページを用意していますが、利用料金の最終更新時間表記は言語関係なく観覧している環境のタイムゾーンが反映されます。
日本時間(Asia/Tokyo)の場合
アメリカ山地夏時間(America/Denver)の場合
sudo systemsetup -settimezone America/Denver
判断に迷っていた場合の参考になれば幸いです。